30年5月12日、鈴鹿ツインサーキット「朝練」で新兵器「EOS kiss M」のテスト撮影をしてきた。

先日買ったキヤノンkissシリーズ初のミラーレスカメラ「kiss M」。
富士フィルムX-T2でミラーレスでもモータースポーツ撮影に使えることは分かっている。
ただ、カメラ業界の王者キヤノンはなんでかミラーレス分野で出遅れまくり。
ようやく動きモノにも強い(らしい)kiss Mが本当にモータースポーツ撮影で使えるのか試してきた。

なお、今回はカメラのテスト撮影、特にAFのテストのため、シャッター速度はかなり速めで撮ってます。通常オイラは1/200秒で撮るんだけど、今回は大体1/500秒よりも速いシャッタースピードで撮ってますから、スピード感は全然ありません。また画面奥から手前に向かってくるマシンへの追従性をテストをしたので、ほぼ同じ構図です。

kiss MにはEF400mm F5.6Lを装着。
設定は絞り優先でF5.6で固定。AFは1点固定、コンティニュアスAF。

第一回目テスト撮影のレビューは一番下に書いてます。

それと比較のために持ち込んだkiss X7の画像がところどころ混じってます。自分でもどっちがkiss Mか分からなくなりました。




















































































































下の写真の拡大。

























































おぉ〜と!危ない!
オイラはバイクの転倒シーンは基本載せない。見ていて痛々しいから。
それにライダーさんの気持ちを考えると載せられない。
このライダーさん、何とこの状態からバイクを絶妙コントロールして転倒しなかった!
なので掲載。
見方によってはドリフトみたい。
こんな大型バイクを見事に操るとは凄い!








































































































































































































































テスト撮影を終えて、とりあえず第1回目のEOS kiss Mレビュー
<先に悪いところ>
・ゾーンAFは使えない。ゾーンAFの範囲内にメイン被写体の大半が収まっていても、背景にAFが引っ張られることが本当に多い。これは何だ!メイン被写体のごく一部しかゾーンAF内に収まっていないなら背景に引っ張られるのはしょうがない。何か無理やり背景にピントを合わせようとしているとしか思えない程、背景にピントを合わせるのが好きみたい。バージョンアップで何とかして。1点AFがベスト。1点のポイントが比較的大きいので、それ程苦にはならない。

・連射すると画面がパラパラ漫画と化する。富士フィルムのX-T2やソニーのα9のようにスムーズなEVFなら被写体を追いやすい。kiss Mは見事なパラパラ漫画。1枚写真を撮ると、撮った画像で一瞬静止して、次の画像に飛ぶ感じ。まさにスライドを見せられているよう。動きモノでもバイク撮影は比較的バイクの進路が予想できるので追いやすい被写体なんだけど、キチンとフレームに収まるように追うには、ファインダー内でリアルタイムにバイクが見えて欲しい。もうこれはEVFのハードウェア性能に拠るところなので、ファームウェアのアップでもどうしようもないやろね。X-T2やα9と値段が違うのは十分に承知済。ただ、王者キヤノンの最新機なんだから、もっとスムーズなEVFにして欲しかった。主要ユーザーが普通のママでメイン被写体が子供かもしれないけど、それならより一層見易いEVF
を搭載するべきだったのでは?となると値段がアップするだろうから無理か。

・ボタン類の質感ゼロ。全体の質感やシャッターボタン周りの質感は良い。ただボタン類のプアーな質感はダメやね。ボタン周りの隙間も多い気がする。オリンパスのPENとかもっと質感あるよ。

・レンズのレリーズがかなり変。過去に20台以上デジイチを買ってきた。レンズをカメラから外すのに苦労なんかしたことない。kiss M、レリーズボタンを押し込んでもレンズが回らない。途中でボタンは突き当たるんだけど、そこから少し横にズラして更に押し込む必要がある。何だか不良品みたいな印象。レンズを回しても擦れているような固さでマウントに傷が付きそう。スムーズさもゼロやね。オイラの個体だけかと思ったら、価格コムでも同じような口コミが出ている。参考までにキヤノンの名古屋ショールームに展示してあるkiss Mで試してみた。2台中1台はオイラの個体と同じように奥まで押し込むには途中で少し横にズラす必要がある。オイラのよりはマシだけどね。キヤノン、大丈夫か?取り付け精度が低いのとちゃうか?

・Wi-Fi、Bluetooth周りの設定が非常に分かり辛い。過去にWi-Fi SDカードやWi-Fi搭載カメラを結構使ってきたオイラでも設定には難儀した。撮影の都度、即画像転送が始まるかのような記載となっているが、全然画像転送も始まらない。「Bluetoothで常時スマホと接続」あるが、ちょっとスマホがスリープすると、Bluetooth接続は切れている。確かにkiss Mの電源オフでもBluetoothで繋がるけど、常時ではなく、しばらくすると繋ぎ直しとなるだけ。「常時接続」という表現にはは無理がないか?Wi-Fi SDカードのeye-fiや東芝のFlashAirは、写真を撮るたびほぼ間を開けずに画像転送される。kiss M、見習ってな。

・パソコンへの自動画像転送アプリの「image transfer utility 2」、一体どこからダウンロードできるねん!!!!!kiss Mのカタログや取説には、「image transfer utility 2」を使えば、kiss Mからパソコンに自動で画像転送され、image gatewayにも自動でアップロードされる。同アプリはキヤノンのサイトからダウンロードして」と書いてある。キヤノンのサイトやグーグルで「image transfer utility 2」と検索しても出てきません。2のないアプリは出てきますが、コンデジ用です。キヤノンのサイトでkiss M対応のアプリ一覧にも載ってません。ダウンロードさせる気があるのでしょうか?価格コムで質問したら、「EOS Utility」をダウンロードすると一緒にダウンロードされるということが分かりました。EOS Utilityの説明を見ても、image transfer utility 2が一緒にダウンロードできるとの説明もありません。使わせる気がないのでしょうか?見つけて欲しくないのでしょうか?それに「kiss Mの取説」には同アプリはどこからダウンロードできるかの記載がない!記載してあるのは、カメラガイドの方。普通は取説を見るでしょ?ファイル容量も取説の方が断然大きいのでたくさんの内容が書かれていると想像するでしょ?カメラガイドには記載ある。ただ記載先のページをみても、image transfer utility 2の文字は全くない。嫌がらせですか?

だんだん腹が立ってきた。返品すかどうかマジで検討中。一応ショールームのお姉さんは、「買ったばかりなので交換対応も考える」と親切なことを言ってくれた。名古屋のショールームのお姉さん、何度か話したけど、結構知識もあるし、対応も非常に誠実な印象。どこかは書かないけど、某カメラメーカーの女性の対応は最低だった。こちらの質問にまともに回答できないばかりか、良く分からんことは「仕様です」で終わらせようとする。分からんことは、「調べて後で連絡します」やろ!ボケ!


良い点は、また明日じゃ。




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